金持ち父さんの予言

金持ち父さんの予言

かねもちとおさんのよげん

 金持ち父さんシリーズは1巻目からずっと読み続けている。前から持っていた浪費癖が、少しは良くなったのも、この本のおかげだと思っている。「買うなら負債は買うな。資産を買え。」うん。この一言がとっても好き。

 考え方を変えさせられた、このシリーズの最新作。発売すぐに買ったのだが、ボリュームがあるので、なかなか読む事が出来なかった。
この本は普通1日1冊読めてしまう自分が、ちゃんと理解して読むと少なくても3〜5日かかってしまう。やっぱり今回も3、4日かかった。だからといって難しい本ではない。すごく分かりやすく書いてある。今回も「予言」というお題で書かれた内容。興味深く読ませてもらった。

さて、今回のお代「予言」とはどんな内容か。

内容としては、アメリカで運用されている年金。この運用実績がうまくいかず、最終的に年金がもらえなくなった人たちの動き。ここに着目して書かれている。なんでも、エンロンに始まった企業の不正な動き、先送り体質などで、401k年金運用がうまく行かない事を予測。そのため、年金に頼れなくなったベビーブーマー世代が株式運用していた費用を現金化し、生活費を用意しないとだめだろう。その現金化の流れで株式市場が低落し、市場は資金運用できずに、没落していく人が増えるだろうといったものだ。

そういえば、アメリカは預金している人は少なくて、株式市場で運用している人が多いらしい。おかげで、こんな事が起こってくるのかもしれない。
それにしても、日本だって第1次ベビーブーマー世代がもうすぐ定年を迎える時期だ。年金だって、先送りの付けが、我々世代にのし掛かりそうな雰囲気。年金に頼らないで自分だけの方舟を用意しておく位の最低限の準備は必要かと思わされてしまった…。

あいかわらず、この本はやさしい口調で恐ろしい事をかくなあ。とにかく、お金に関して次の手は常に考えなくてはいけない。そう思えました。

そういえば、最近日本でも株式市場暴落を予測している本が売れてますね。株はあと2年でやめなさいという本だ。気になる。この本も読んでみよう。


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