独立開業マニュアル?これだけは知っといてや
辻井 啓作 
独立開業を目指す向けの本で、なかなか好評らしいという噂を聞きつけた。
岩波アクティブ新書と言う、なかなか新書でこの手の本って珍しいなあと、思いながら手に取ってみた。中を見ると大阪弁でまくし立てている。 この手の本では、奇本になるのかな(笑)
普通に独立開業するに当たって、心積もりから、備品まで。「ファックスも必要やでぇ」、見たいな調子で書かれていく。大阪弁で書かれているので、その調子にも笑ってしまうが、いいポイントは着いているなあ。
例えば、いままで見向きもしなかったが、「補助金は会社を弱らせる」と言った言葉や「広告を出すために必要な事」といった所には、なるほどとさせられた。
この本のみそになるのが、やっぱり人とどのように付き合うか。従業員を雇うには、相手先とのやり取りは。やはり大坂商人らしくそこら辺はきっちりしてますなあ。
面白かったので一期に読んでしまった。取り合えず、社長と従業員の差と言うのだけでも、何となくつかめるので、今サラリーマンしている人にも読んでみる価値あるかもしれない。