英国ワーキングクラス直伝「逆成功」のルール
石原 由美子
アメリカ式の成功哲学。ナポレオンヒルから始まっただろうか。「成功」という、ある程度「金銭」を多く取得する事が定義となっている。日本でいえば、ライブドアの堀江さんや、楽天の三木谷さんなんかが、アメリカ式の成功者なんだろう。だが、本当にそこに「幸せ」が有るのだろうか。
イギリスと言う国は徹底した介そうがいまだに生き残っているらしい。先日、とある貴族が所有領土の3%を手放した。そしたらその土地には、住宅2500棟と学校、病院、大型スーパーその他公共施設が新規に建設されると言う。なんというか、スケールが日本の常識と全然違う…。イギリスに行った事がないから実感がまったく湧かないが…。
そんな目に見える歴然とした階層社会ではまざまざと現実を直視しなくてはいけない。そして、覚悟する。その時の知恵と言うのが、この逆成功のルールと言うわけなんでしょうな。
そんなルールなので開き直っていて面白い。
- 好きな事を仕事にするのは子供の理想。現実は妥協の連続。仕事に先入観と私情を持ち込まない事
- 形あるものは変わる。壊れる。だから目に見えないものを大切にせよ。消して盗まれないものを育て、そして守れ。
- 豊かな人間になり、豊かな生活を送りたかったら、モノ以外の何かを獲得せよ。モノはあってもなくてもいい。モノを集めるだけで豊かにはなれない。
う〜〜む、なんか含蓄が有りますなあ。こんな感じで迫ってきます。幸せの味方も立場が変われば、様々に変わる。どう「今」を幸せに過ごすか。無い物ねだりでは何もいいものは生まれませんよ。