最強の戦略は「図」で立てる!?アイデアを一気に実現に近づける、図解発想の技術
村山 涼一
「図」の本。図解をどのように行っていくかの本は今までに、幾つか紹介しているが、この本のスタンスはちょっとちがう。あくまでも、『戦略』を組み立てるには、どのような「型」が必要か。そこだけに、力を注ぎ、その方をどうやって使うかについて書かれている。
簡単に言えば、「守破離」の戦略版、「守」ということでしょうかね。
これからの筋道をどのように組み立てるか、その時に必要になるのが「戦略」。会社の規模がある程度になってくると、その道筋を断てることが重要になってくる。でも、どこから手を付ければいいかわからないですよねえ。単純に「お金を集める」だけでは、会社はおかしくなってしまうし、「社員の幸せ」がどこなのかも考えなくてはならない。
ということで、必要になってくるのが戦略と言う訳ですな。
この本では、売る為の「マーケティングをベースにしたフレーム」からはじまる。
その後を、文章を書く為のフレーム、要素だてをする為の構成、時間の展開、マトリックスといった論点を作り出すフレームなどが続く。
そして、ブランド戦略と言った会社の大きな要素だしの図の型。そして、価値を作る図と言ったものに繋がっていく。
確かにそれを使えば、思考の大きな手助けになってくれるだろう。
ただ、そこから上に行く為には、守破離の「破」の段階へ自分をアップさせなくてはならない。ともかく、全ては基本から。マネすることから始めたい。
おしむらくは、その図がPPTでついてくれれば助かったのに。でも、それも自分で作ってみるか。そこから理解が始まるかもしれないし。
そういえば、作者の方のブログがあるようだ。ご参考まで。
http://muraryo.ameblo.jp/