誰のためのデザイン??認知科学者のデザイン原論
ドナルド・A. ノーマン 野島 久雄
デザイン論に関わると、必ずこの本が紹介される。参考書籍としては、以前から気になっていたのだが、やっと読む機会が得られた。
デザインをやっていると、時に『カッコ良さ』を求められるが、それ以上に必要とされるのが、『使いやすさ』ということになる。この本にも例示されていたが扉は、どこの部分を押すのか、それとも引くのか。また、扉は開き戸なのか、引き戸なのかといったように自然に認識でき、自然に理解される「自然なデザイン」を目標としてこの本が書かれている。
ちょっとポイントになりそうなところを列記すると、デザインの手助けの7つの行為というものがあった。この部分だけでも、得られるところが多い。この本には、こんな感じで、設計者、発信者として、何を気にするべきか書かれていて役に立つことが多い。
どれくらい簡単に次のことが出来るだろう
- 装置の機能を見極められるか
- どんな操作をすることが出来るかをすることが出来るか
- 意図を実際の行為に対応できるか
- その行為をすることが出来るか
- 門田になっているスステムが期待通りの状態にあるか
- システムの状態と会社との間に対応付けがわかるか
- 対象システムがどんな状態であるかがわかるか
とにかく、考えずに使える。意味のある操作感を与えることができるかというところにあるでしょうね。ともかくも、あらゆるものを作るときに、可視性とフィードバック。以外と簡単ながら結果がわかりやすく表示できる必要があるでしょうな。