チャーリーの秘密のノート
ジョン・コルム ピーター・リング 平林 祥
全く期待していなかった一冊。
それにも関わらず、社長業や、人を動かす仕事を携わった人からすれば、困ったと言える状況、「あるある」と思えるような悪条件から、どうやって立ち上がるかが切々と書かれている。また、どうやってそんな逆境から人を励ますことがデキルかというが描かれている。
人との関係は、非常にシンプルに書かれている。しかし、そのシンプルさゆえに、非常に心に引っかかる。だからこの本に、ぐいぐい引き寄せられてしまったと言う理由が、わかってくる。
例えば、遭難者と勝利者の違いはどこにあるだろう。
単純に言えば、遭難者は「諦めてしまった人間」だと言うことだろう。勝利者は、失敗から学んで、次にどうやってそれを克服するか、また、避けることができるかを考える。失敗下からと言って、そこから立ち上がることができるかが全てだったりする訳だ。
また、なぜ失敗をするか。それは、必要な複数のステップを飛ばそうとすることにある。
そして、この人だ。「従業員が心を開かず、上のことを信じてついていかない会社は平凡で終わるのだ」
この本は、迷ったとき、困ったときに開くときっとよいだろう。
そういえばこの本はオーストラリア製。オーストラリアの成功本って始めてみましたな。