THE BRAND BIBLE(ザ・ブランド・バイブル) 一つでも多く一円でも高く売る“不変の錬金術” (2冊セット)
水野 与志朗
アマゾンを見てみたら、トップにこの本が掲載されていたのですよ。そこに書いてある文章に引きつけられました。「本書を出版することで私は多くの敵をつくるかもしれない。なお著者の希望により初版5,000部、売れても50,000部までしか出版しません。」
これはちょっとした限定本かも知れない。今手に入れないと二度と読めない?!…。勢いで買っちゃいました。でもあとから冷静に考えてみたら、この手の初版は普通5000部。また、なかなか再販のかからない、というか沢山のビジネス本がでている今では、5万部まで出ればベストセラーです。みごとにマーケティングの手法に引っかかりましたねえ(笑)
さて、肝心の本の内容ですが、ブランドに関して必要とされる知識はみごとに網羅されているのでは。そして、ブランドの本にあまり目が向けられていなかった部分、社内のマネジメント事情似関して、書かれている本が、少なかったのですが、この本では、マーケッター編、トップマネジメント編と別れています。その別れた冊子、トップマネジメントの中で会社のシステムをどのように、運営していくか、抵抗勢力をどうやって排除していくか、この部分が強烈です。
マーケッター編では、著者の失敗事例も合わせて。ブランディングの難しさ、その商法の大変さが書かれています。値段を下げると言うことが、ブランドを破壊する行為であると言うことも。
良い本です。でも、社内コンサルと言う面でも、ブランディングを考えると言う面でも。