借金の王道

借金の王道
小堺 桂悦郎
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 小堺さんは多分、借金の事をしゃべらしたら日本でいちばん面白い人だと思う。借金にまつわる困った事、有るだろうトラブル、事例などを面白おかしくかいている。でもあとから考えると、いい事書いて有るなあ、と思えるのよね。

 さて、銀行からお金を借りると言う事は事業をしていると必ず出てくる事。例えば業績が良ければ、銀行は決算の一定の枠内で有れば、向うから「借りてください」といってきてくれる。ところが、赤字になると途端に「信用協会が…」というような具合だ。
 といっても、銀行だって慈善団体ではない。あくまでも事業として行なっている。

 こっちが有利に借りるには、と面白い事が書かれている。たとえばこっちから担保の事は話さないとか2つの金融機関と懇意にするとか、最初に借りるべきは信用金庫からといった具合に。 詳細は本を読んで欲しいけど、なるほどと思える事が数多く有る。

 でも、借りる借りられないというのは結局グレーゾーンらしい。
 「貸すほうも借りられるほうも『人』ですよね」

 この一言に集約されるだろうなあ。


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