私の嫌いな10の人びと

私の嫌いな10の人びと
中島 義道
4104397032
 間違えた。てっきり、「中島孝志氏」の本だと思って買ってきた。

 読んでみて思った事。「何で人の悪口をお金だして買わなきゃいけないんだろう。」
 
 著者は、哲学の先生なのかな。哲学を学んでいって、人の裏側を知りすぎたためにひねくれてしまったのか(笑) まあ、表面的ないい事って、けっきょくはその人の自己満足に過ぎない。真相がわかってくれば来るほど、そう言う事に気がついて、煙たくなるのだろう。でも、そうならないようにすると言うのも、また滑稽だ。
 この本では、年賀状をもらわないようにするために、七転八倒するくだりが有るが、そこの部分は、まさにコミカル。因習と思う事の断ちづらさは、やっぱり大変なのかしらねえ。

 真剣に読めば、腹が立つ事も有るかもしれない。でも、ちょっとうがった見かたでこの本を読むと、日本と言う世の中の複雑さと言うか、面倒くささがよくわかる。そう言う意味では変な本だ。


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