ダ・ヴィンチ・コード(下)

ダ・ヴィンチ・コード(下)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
4042955053
ダ・ヴィンチコードも、一気に読んでしまいました。
 小説って、久しぶりに読むと面白いものですね。でも、これではまると、仕事しなくなりそうで怖いので、やっぱり時々読むくらいが、いまの自分には合っていそうですね。

 さて、肝心の内容ですが、ヨーロッパの宗教的な歴史観が、けっこう入り組んでいて、その事情をある程度知っていると、『そこまで書いちゃっていいのかなあ』と言う展開が、途中まで。

 で、その後ですが….ネタバレになることも書くので、見たくない人はここまでで。

 

 さて、途中まで、非常に大きな意味を持っていた宗教団体「オプス・デイ」。これが極端な宗教をつかった強引な行為をどこまでやって来るかと言うのが、後半の見せ場でもありました。 
 オウム並?に狂信的なことしてくるかなあ…と途中までの展開では予想してしまったのですが、ところが最後は、うまい所に着地したと言うか、何と言うか。

 過激な所を期待すると、ちょっと期待外れかもしれませんね。でも、別の意味では、作品の最後は、「よかったね〜」で終わるので、アメリカ的な作品と言えば、そのような気がしています。

 宗教観と言う意味では、現在のヨーロッパにおける宗教と言うものの持ち方、その事がに対して象徴的に書かれているのかなあと。
 今まで権威としていた、「キリスト教」も3世紀にいいように作られた物であった。実際には、権威としてあげられた「男」は無理やり上げられたものであり、『女』と言う性の古代からの重要さと言うのに、改めて目を向けるのがこれからの時代なのかなあと。これは江戸時代と言うのを経験した日本にもいえるのかしら、ねえ。

 で、こういう「宗教と現実」、と言う対立軸をもって昨今の移民の問題も語られるかもしれない。
 ヨーロッパで今まで生活してきた人間からすれば、新しく来た移民が、宗教庁との対立によって『作られた権威』を乗越えて作った彼らの法よりも、移民達は「宗教」を重視すると言うのは、今まで乗越えてきた人間からすれば、耐えられない、と言うのがあるのかしらと推測して見たリ。

 となると、いまのヨーロッパで起こる宗教的な対立と言うのも、ある意味納得できるとするが…。まあ、それは個人的な意見として。

 ともあれ、色んな事に波紋を広げたと言う意味では、非常に面白い作品でした。『ムー』チックな謎解きにもね。

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