小さなコーヒーショップが向かえるちょっとした危機。いままで近くにいた大きなITベンダーが引っ越ししてしまい、すっかりお店の売り上げが落ちてしまった。さあ、その時はどうしたらいいだろう…。
そんな始まりからつづられる、この本は、経営の基本を描きながら、お話形式で書かれた本です。すごく分かりやすい。小さな会社を経営している人には、今の自分を改めて見つめ直す、良い本だと思いました。だって、大きな会社と違って、小さな会社だと、経営者がやってみたいことを実現するためにやっているのがほとんどだと思っていますから。
さて、小さな会社でも、何でもそうなんですけど、重要な事って何だろう。当たり前なんですけど、その当たり前が書かれています。
仕事をやっていく上で必要な事って何でしょう。この本では四つ。
1.情熱
2.人
3.商売を超えたぬくもり
4.商品
これを全て熱意を持って組み上げていく事。これが重要。
あたりまえといえば、当たり前なんですけどね。
さて、この本中で一つ自分で気になった一文があります。それは、
「事業が思わしくないときは、どうやって好調な波に乗ったかを振り返って、同じ事をやればいい」
まさにその通り。いま、その「同じ事」をやってみて、お仕事が忙しくなってきてます…。