ゲイシャ・ガール、リングに上がる

ゲイシャ・ガール、リングに上がる
鈴木 浩子
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 ちょうど鈴木健想がWWEにでていたくらいだろうか。フジテレビでスマックダウンが毎週放映していた。おかげで、この二人の活躍を見ていた人は多くいたのではないだろうか。

 私もその一人。でも基本的にプロレスは好きだったけど、新日時代の健想はほとんど印象に残っていない。「大変なWJからWWEに移籍なんだぁ」。それくらいにしか思っていなかった。

 しかし、登場していたシーンを見ていると、だんだん面白くなってくる。そこにいっしょに登場していたのが、奥さんの白塗りゲイシャ。最初は、とんでもない事になっているなあ、くらいにしか思っていなかったけど、きちんとヒールをわかってらっしゃる。小憎らしいけど、それがとても気持ちがいい。おかげで大ファンになってしまった。

 さて、その白塗りゲイシャ奥さんこと、鈴木 浩子さん。元プロレスラーと言う訳でなく、元アナウンサーという経歴も面白い。
 その奥さんがアメリカに行っているときに、その模様をぴあのコラムに載せていた。現在でもずっと載せている。けっこう好きで今でも見ている。
http://t.pia.co.jp/battle/column/hiroko.html

 そのコラムにさらに加筆したのがこの本と言う訳だ。
 とにかくアメリカ体当たりの模様がとても伝わる。また、WWE好きからすれば、その控室と言うものは、興味深い。
 やはり日本独特と言えるのだろうか、体育会の礼儀と言うものがないアメリカでは、リスペクトを表せない新人が多いようだ。逆に、体育会のノリでやってきた、この二人が貴重な存在だったくらいで。新人が、控室真ん中に陣取れば、その荷物がいない好きに放り出されてるというのはよくあることみたいだしねえ。

 それにしても、この二人は仲がいいようで。サイン会でも、その雰囲気が伝わる感じです。
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2006/02/04/04.html

 ともかく、アメリカで働く事、文化の違いを知る上でも非常に面白い。プロレス好きじゃなくても、楽しめる事はいっぱいだ。


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