ある成功者の秘密
アラン・コーエン 牧野・M・美枝
豊かさって、いったいどういう事だろう。目的の考え方っていったいどんなことだろう。そう言ったエッセンスが、小説仕立て並べていく一冊。このての本は、基本的にいい話に仕上がっているし、最後にジンと来る。
ちょっといい話が見たいなあ、そう思った時、また心が突かれている時に読むとちょうど良いかな。
例えば今ある経済状態は、どうして起こっているのだろう。それは、お金の使い方を知らないと言うのも有る。そして、自分が持っている信条が貧しいからというのも有る。
「お金はよくも悪くもエネルギーだ。」
自分のまわりに与える影響、その鏡としてみよう。そう思うと、改めて今の自分を見直すしかない。
だからといって、よくなるためには苦行しかないのか。努力するしかないのか。この本では全く逆に書いている。必要なのは、「気を楽にしているほうが楽になる。」
そして、「自分の直感に従う事。」
自分の中に迷いがある時、現状に違和感を感じた時に読むと効く本だよ。