ユダヤ人の頭のなか

ユダヤ人の頭のなか
アンドリュー・J・サター
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 ユダヤ人関連の本は何冊か読んできています。こっちの期待しているのは「MMR」のような謎があるんじゃないかなあと。よく言うよねえ、「ユダヤ人の陰謀[G]」なんて言う話題もあるしねえ(笑)
 そんな理由もあるので、前から気になる本でもあったので読んでみました。

 まず最初に来るのは、そんな特別な物はないのだよと言うことで。ただユダヤ人の受けてきた歴史が普通と違っている。とても虐げられた歴史が有ったと言う事。そこには、キリスト教が関わっていると言う事もあるらしいけどねまた、お金持ちが多いと言う話があるが、実際には金持ちの率で言えばそんなに多い訳でもなく、貧困層は実に13%もあると言う事だ。この比率が多いかどうかは、比較していないからわからないけどね。判断の材料にはなる。

 そして、成功者が多いのはなぜか。それは、その歴史が関係しているかも知れない。現在はユダヤ人だからと言って制限はないが、ここ1〜200年の間に広がった自由であったと言う事。それまでは、ヨーロッパにおいて、制限された仕事しか付けなかった。例えば金貸しと言った。

 そのために、お金に対する考え方や、その教育論についてもある意味生き残るために培ってきた物とも言えるのだろうね。

 とにかく学び、権威を持っていても疑い、「シカタガナイ」という言葉を消す事。これが、秘訣かもしれないでしょうか。


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