理解の秘密ーマジカル・インストラクション
リチャード・ソウル ワーマン Richard Saul Wurman 松岡 正剛
理解をする。お互いを知る、と言う事でしょうか。
理解と言うよりも、タイプ別の人間の対応状況と言うのが中心に描かれています。ちょっとしたマンガも挟みながら、人間のタイプを紹介していきます。例えば、ボスにはこんなタイプが。
- 俺にやらせろタイプ
- 自由放任タイプ
- 私の胸のうちをしってくださいタイプ
- クロマニヨン・ボスタイプ
まだ、他にもいっぱいあるけど、それぞれに特徴がある。がんがん行くときには、がんがんできる人を立てるべきだし、守るときには、また違った人が。
そして、もう一つは、このボスに対して部下にどんな人を持ってくるか。その組み合わせ次第で、うまくいく場合もあるし、そうでない場合も。
そんな色んな人に合わせて情報を渡さないといけない。情報を作るがわからすれば、大変だ。それでは、どんな情報を組み上げればよいか。
それは、簡単にする事ではなくて、「明確」にする事だ。
情報は多すぎても、問題が出る。短すぎれば意味が通じない。時が経てばわからなくなるし、細かくやれば手間がかかる。
とにかく、謙虚に、理解してもらえるよう、情報を伝えていく。
それを繰り返すしかないかなあと。答えが出来たような、より考えてしまったような(笑)、そんな本でしたな。