アースダイバー
中沢 新一
以前から、読んでみたいと思っていた一冊。
東京の地図、それも縄文時代の地図と現在の地図をみくらべ、現在の東京の成り立ち探っていこうとする、そんな一冊。
新宿に会社があるんですけど、その地域にも特長が。
たとえば、歌舞伎町の辺り。あそこら辺は、「湿った土地」にでき上がってきた街であった。それに対して高級品が並ぶ伊勢丹なんかがあるあたりは、「乾いた土地」。
この乾いた土地と、湿った土地にでき上がる、街の構成には、共通点が多いようだ。渋谷にも見られる事が多い様だ。その点は、橋本さんのブログに詳細が。
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003694.html
また、学問の地。この土地は、例の力が強い土地が選ばれている。慶応も、早稲田もお稲荷様の影響下にあるようだ。
見て行くと現在の街の作りには、必然があるのか。人は知らずして土地の影響を受ける事にあるのか。妙に考えさせられた本でした。
ちなみに、私の会社のあるあたり。昔は神田川だったようです(笑)