ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
W・チャン・キム レネ・モボルニュ 有賀 裕子
4270000708

 よい本だ、よい本だと噂だけは聞いていた一冊。その噂にまける事はなく、すばらしい内容がまとめられている。久しぶりに、新鮮な情報が多くてじっくり読み行ってしまった一冊。

 血みどろの闘いから、自分たちだけが豊饒な利益を得られるブルーオーシャン。そこを目指してどうやって、商品を開発すべきか、そして経営方針をどこに持っていくか。その方法の手法と理論を解説していく。ちなみに、この本の中でブルーオーシャンを作る事ができた企業は、以下の会社だ。

  • シルク・ド・ソレイユ サーカスと言う昔からある興業を、テントと言う空間を維持しながら、ストーリーと音楽で新たなサーカスの興業を成り立たせた。
  • NTTドコモ i-modeという携帯の情報端末をつくりあげた。ただし、無限の空間ではなく、閉じられた空間。そして支払いなどの設定も組み込まれている。
  • QBハウス 料金を制限して、余計なものを全て省く。そして、短い時間で紙を切る事だけを提供。

 と言った感じだ。他にもいっぱいあるけどね。とりあえず、皆に知られた企業はそんな感じ。

 さて、そのようなブルーオーシャン。その為にはどんな準備が必要か。

  1. 目を覚ます 現在の戦略をチャート化して競合他社と比べる
  2. 自分の目で現実を知る ブルーオーシャンに進む為のパスを探す
  3. ビジュアルストラテジーをくむ 既存顧客、他社の顧客、潜在顧客から新しい戦略へのフィードバックをまとめて、新たな方向性を探す
  4. 新戦略をビジュアル化する 一つのダイヤグラムをつくる。構成は取り除く、減らす、増やす、付け加える

 以上戦略を組む。そこで重要になってくるのは、方向性を決めたらサービスに以下の要素を設ける事だ。

  • 効用 使用して比類なき効果が顧客に与える事が出きるか。もつ理由があるか
  • 価格 多くの人に使ってもらえる価格か
  • コスト 目標コストを達成できるか
  • 導入 参入障壁ができるだけ低く設定できるか

と言ったような、内容だ。とにかく導入はしやすく。そして、提供側からすれば、必要最小限の負担になるように組み上げなくてはいけない。シンプルであればシンプルの方が良いようだ。
 その為に、重要な要素をのぞいては、それ以外は全て捨て去る。そのくらいの思いきりが必要だという。また、重点地点に、とにかく人を注ぐ為、重要地点以外の人間を引き上げる。この思いきりも重要だ。

 とにかく、この本はすごい。競合を避ける為に力を注ぐ事が、ここまで理解できる本は今までなかった。そして、読んでいて相当優秀なコンサルタントと話している気がする。文面もむずかしい事をこね繰り回している印象はないし。

 噂通りに、一読の価値ありです。

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