マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール
マックス・ギュンター 林 康史 石川 由美子
内容は非常に地味というか、堅実な内容が詰まっている。でも、そこが手堅い戦略となって、よりより利益をもたらせてくれそうな、そんな一冊。
まず利益をしっかり得るためには、何より早く動く事が求められる。そこから来ているだろう、公理はこういうのが出てくる。
- 常に早すぎるほど早く利食い
- 船が沈み始めたら、祈るな、飛込め
- 根を下ろすな、それは動きを後らせる。投資において忠誠心やノスタルジーは無用だ
- 最初にうまくいかなければ、わすれろ
うーん、実際に株をやっていると身につまされる話が多いなあ(笑)
そして、もう一つ。占いや宗教的なものを信じている人向けに。
- 直感は説明できるのであれば、また悪いほうであれば信頼できる
- 宇宙に関する神の計画においては、あなたを金持ちにする事は含まれていないようだ…。
いやはや。その詳細を読んで見ると、「はぁ〜」みたいにため息つく事も(笑)
まあ、とり合えずこの公式に添って、ナンピン買いだけはやめておきましょう。
そう言えば、この本にはリバモアの事例が多く載っていた。伝説の相場師の知識は今でも使える事が多い。でも、ココまで相場師にはなりたくないな(苦笑) リバモアの事、興味でれば、マンガもあるので読んでみる価値あるかと。
マンガ 伝説の相場師リバモア
小島 利明