勝ちぐせで組織は強くなる
高野 研一
『強い組織』というのは、最初から存在しなくて、「強い組織になっていく」というのが、正直なところらしい。
その強い組織になるためには、リーダーシップが必要だ。強力に推し進めて、期間6ヶ月で、成果を出すようにしないと、組織としてダメになってしまう。そのための工夫とはどんなことだろう。というのが、この本の趣旨のようだ。
そのリーダーシップを持って進める為に、必要な要素が4つあると言う。
- ビジョンを示す
- 先手を取る
- 得意技を持つ
- 全員に当事者意識を持たせる
リーダとしては、自分たちの持っている資源の研究に加えて方向性、そして、従業員の意識改革を一辺に進められると言う事が必要と言う訳だ。
この流れを生かす為に、この本では流れ図を持って示している。基本はビジョンを元にどのように実施していくか。そして、責任をどこに置くかという事でしょうか。
ビジネスリーダーについてもしっかりと要求されている。
- 現場の業務に熟知している事
- あるべき姿から、今やるべき事を示せる事
- 部下に役割を与え、モニタリングし、必要な時に叱れる事。
当然ついてくるものの為に、どれだけリーダーシップが発揮出来るか。共に両輪の輪になって進まない限りは『勝ち続ける組織』というのは、でき上がらないと言う事か。