カウンターゲーム

カウンターゲーム ウィザードブックシリーズ
アンソニー ガレア M ウイリアム パタロンIII世 中村 正人
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 株の買い方で一番良いのは安い時に買って、高くなったら売る事である。でも、どのタイミングで買うと安い時なのか、またどのタイミングが高い時なのか、この見極めが出来なくて、正直困る事が多い。なんでも簡単じゃないのよね。

 というと事で、そのタイミングを見極める一つの方法として、紹介出来るのが、この本の買い方なのかも。
 ある程度のブランドを形成している企業が不祥事や事故などで、株価が52週の間の最高値より、50%の値になった時に買いに入る。まさに、みんながパニックで嫌がっている株を、おいしいねとして拾ってしまう訳だ。

 この買い方をする為には条件が幾つか。そりゃそうだ。山一みたいに東証一部とは言え、消えてなくなる企業もあるからねえ。

  • 内部の投資家(社長とか)による自社買いや著名な外国投資家が大規模に購入する、しようとしている
  • 4つのうち2つ、ファンダメンタルに適応する事。4つの場合は生き残らない可能性が出る。12倍以下のPER。10倍以下のフリーキャッシュフローを要している。1.0倍以下のPBR。1.0倍以下の株価売上高倍率。
  • そして自己防衛の為に、時価総額1億5000万ドル以上の会社にする
  • そして自分のポートフォリオの10%以下にすること

 うまくいくと安値で買える訳ですな。このまま一時の混乱であると嬉しいのですけどね。それでは売る時はどんなタイミングか。

  • 25%下げたら切る。これは逃げですね
  • 50%の利益を得た時、もしくは3年所持した時には手放す。

 その他ハイテク株はこの買い方に向かないとか細かい事は一杯あるけど、なるほどと思う事は多いですね。
 また、この本は最後の章にしっかり本の内容がまとめられています。忙しい人はそこだけ読んでも参考になりますよ。


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