齋藤孝の相手を伸ばす!教え力

「齋藤孝の相手を伸ばす!教え力」
斎藤 孝
4796640584
 齋藤先生の本はいっぱい出ていますけどね、当たりとハズレが大きいような。当たりの本だと本当に使える事が多いので助かる事が多い。そして、この本は、まさに当たり。
 この本では、メインの話題を「教える」ということに焦点を当てて語っているが、実際に先生をやっている身からしても、なるほどなあ。その通りだなあと思う事が多かった。「教える」という事で、梁書を探していた身からすれば、良い本が見つかったなと。

 教える側にとって重要な事として、5つの力があげられている。その5つとは

  1. 憧れる力 モチベーションアップに
  2. ライブ能力 退屈させない
  3. テキスト力 優れた練習メニューを生む
  4. 評価力 相手な必要な能力を
  5. 育てる力 相手の自立を

 この中で、來武力やテキスト力には、個人的に自信はあるのだが、「評価」というのが自分自身では難しい事と思っていた。まず、なぜ評価しなければいけないのか。この事の一つの回答がここにある。
 教える人たちに伝えなくてはいけない事に、何が良くて、何が悪いのか。理解させる必要がある。「良い事が何かがわかっている事」。これを伝える為に評価を通して伝えなくていけない。
 なるほど。その為なら評価と言う過程は重要な要素になる。ただ一義的に評価を下すのではなくて、様々な観点で評価を下せる事と言うのが重要。そのことも伝えないといけません。そう言う意味で教える側は、何を基準に、また、評価対象は何かある程度伝える必要があるのでしょうね。

 また改めて「なるほど」は、教える側が熱意を持つ事。熱意と言うより「すき」という感覚が伝えられる事。好きな子としている人だとそれだけで面白そうに見えますからね。自分にとっても、それは大事に見せていきたいところだなあ、と思っています。
 


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