5日で身につく「伝える技術」

5日で身につく「伝える技術」 ビジネスで成功するプレゼンテーションの奥義
西野 浩輝
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 プレゼンテーションの技術書としては非常に好評なようだったので、気になっていた一冊。やっと読む機会が出来たので読んで見ました。
 なるほど、いいと言う評判がよくわかる。というか、非常に話しが具体的で、プレゼンテーションが上手な人が書いている本らしいなあとも。

 プレゼンテーションはやはり必要だろうか? そこから本は始まっている。最近の一つの流れとして、「聞く」事が出来れば物は売れる、等とも言われているが、やはり聞いたうえで、それに適応する商品を選んで、紹介できないとやはり売る事が出来ない。
 それから、「呑み二ケーション」ができるから等とほざくどうしようもない中年もいるが、そんな呑み行く幸運なほどヒマな会社ならできるかもしれないが、忙しけれ呑みにも行けない。やはり短い時間で的確に伝える力というのは、誰にでも必要なはずなのですよ。

 それでは、プレゼンテーションと言うよりは「伝える技術」はどうやって習得できるか。それは以下の三つに気をつければ良いと。

  1. 基礎を体系的に学ぶ
  2. 場数を踏む
  3. レビュー(振り返り)をおこなう

以上の3点に気をつけよう。

 それでは話しの基礎になる事はいったいどんなことか。
 それは、話の内容(コンテンツ)をしっかり構築する事。話し自体をしっかり具体的にし、そして展開として分かりやすくすることが大切。話しの流れをしっかりもてれば、理解もしやすいしね。
 そして、ストーリー性がある事も大事だけど、話しとして聞いている人たちから、親近感を持ってもらえる。これは、有名な講演家がしているらしいけど、地方に行くと有名な土地をタクシーで回りながら、その土地の具体例を盛り込む。そうする事で、親近感をもってしっかり聞いてくれるらしい。なるほどねえ。

 そしてテクニックとしては、具体的な話しを入れる他にも、数字を入れる。やはり「数字」って強いなあ。でも、統計ってけっこう自分自身に有利に運べる事ができるので聞いているほうは注意だけどね。

 また話しの組立も改めて考える。イントロ+内容+エンディングにおさらいを入れる。聞いているほうはどんどん、その聞いた側から忘れていく。喋る人間は、話しながらおさらいを入れるくらいがちょうどよいようだ。

 後は姿勢をよく、大きな声で。資料をできるだけ見ずに、アイコンタクトを。当たり前だけど最後はココが勝負になる訳ですな。

 しかしかなり具体的な人前で喋る技術です。ココまで詳しく書いてある本は確かに今まであまり見なかったような。人前で少しでも立つ事がある人、そして人の上に立つ人。そういう人は一度は目を通してもそんはない。そんな一冊でしたね。
 


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