日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
森下 典子
以前も書いた気がしていますけど、忙しくなればなるほど、ほっと心を落ち着ける、そんな時間が欲しくてしょうがない。やっぱりお茶のお勉強してみたくなるなあ…。
と言う事で、こちらの本。女性の方が入門から、先生として旅立つまでの10数年間をどのように感じてきたか、またお茶の勉強はどんな雰囲気で行われているのか、その状況が見えるように書いてくれた一冊。
どうも、お茶と言う世界は、本デ色々と読んでいる限りだと、作法はある。守らなくては行けない事と言うのは山のようにあるようだ。でも、そこから先にある、自然を感じる事、季節を感じる事。そして、年月を感じる事。感じる事は自分で見つけていく過程を提供してくれる。まさに「道」と言う感じですね。
お茶も人によっては、作法がスッと行く人もいれば、ぎこちなくはいる人もいる。それは人それぞれ。でも、そこから何を感じるか、と言う事を得て上達すると言う事のようですねえ。
ああ、深い。
この本は、一つの「お茶」と言う、過程を知るうえで勉強になる事が多く、わたしみたいに、やってみたいけど、様子がわからないしなあ、なんて言う人間には、非常に重宝な一冊でした。
さて、わたしの場合です。
正直、美味しい和菓子を一つまみして、お茶をいっぱいもらえる、そんな静かな時間がうらやましくてしょうがない。やっぱりやってみようかなあ。一人で行くのはなんか心細いので、ムスメと一緒に覗いてみようかなあ。