文房具好きは、つい五度六度と見てしまう。 文房具の足し算

文房具の足し算 (趣味しゅみ画報)
和田 哲哉
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文房具って、仕事をしている上で、使いながらにわくわく出来る、そんな道具なんです。
自分にとっては、テンションが下がった時でも、「こいつを使って気分を変えよう」なんて、言う使い方もするぐらい。

ノートを書く時には、あのペンだし、宛名を書く時には、あのフェルトペン。それから手帳に使うにはゲルインクのペンが好きだな、と言った具合に。

でも、文房具の世界って、思った以上に面白い商品が並んでいるんです。
知らないような商品もあるので、こういった本は見ていると、ついニヤニヤしてしまう。例えば、ペンを買って来ても500円だからね。少ない金額でわくわく出来るだけに、文房具って楽しいんです。
(万年筆にこりだしたら、この金額では済みませんけどね…)

さて、この本に並んでいた、気になる商品を書き出してみましょう。
何となく自分で後で買う物になりそうなのが、怖いんですけど。

ステッドラー/STAEDTLER ペンシルホルダ

ステッドラー/STAEDTLER ペンシルホルダ

価格:1,890円(税込、送料別)

鉛筆フォルダー。ステッドラーのは持ちやすいんですよね。でもここまで高級なのが必要か? と言われるとつらい。

ちょっとした書類を高級に見せる道具。これがあれば、ちょっと高級。でも同様のクリアフォルダー10枚分の値段だ(汗)

カリグラフィーペン。万年筆とは、どう書き味が違うんだろうね。使ってみたい。それにしてもLAMYの商品を買うなら、上海問屋は安いねえ。

巨匠に教わる絵画の見かた

巨匠に教わる絵画の見かた
視覚デザイン研究所
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絵を見るとしても、どういう評価というか、判断があるんでしょうね。 昔からの有名作品を見ていても、「おー!」と感動する作品もあれば、「ふーーん」くらいしか感じない作品もある。作品にまつわる、うんちくもふんだんにあるしね。

ところが、ちょっとその歴史というか絵画の流れがわかると絵に対して、「なるほど!」という点があることがわかってきました。そのきっかけになりそうなのが、この本。

例えば、ルネサンスの3巨頭。ダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。この3人の作品もしっかり影響し合っている事も知りました。また、その当時に文句の言い合いも行いながら、それぞれの作品が成り立っているようで。
その作品自体もすばらしいけど、画家同士の批判のやりあいが書かれているので、人間くさくて面白い。そんな話題がいくつも掲載していて、絵の見方が変わってきます。

この本に紹介されている絵描きの中では、カラヴァッチョやベラスケスが改めてすごいなあと。カラヴァッジョは作品見たことはあるかもしれないけど、名前までは印象着いていなかったわ。作品見る機会がぜひ欲しいなあ。

あと、ジェリコー、ターナーの光の使い方に驚きました。
いやあ、知らない偉大な作家は多いなあ。今度はそのような作家の画集を見てみようかと思います。

色鉛筆の銘柄が変わっていた

SANFORD プリズマカラー72色セット
B000E23RSQ

ここしばらく絵を描いていませんでした。前にやっていたのは、上の子が生まれる前くらい。そのあと、家でも会社でもバタバタしっぱなしでしたので、絵を描く時間も、心もありませんでしたね。

最近、またやりたいなあと思って昔使っていた「Berol Eagle Color」という色鉛筆を引っ張り出してチョコチョコとさわり始めています。
ああ、やっぱりこの色鉛筆は楽しい 。重ね塗りがやりやすく、うまく色を付けると色鉛筆じゃないような色合いをつくることが出来るんです。

さて、まだ売っているかなあと思ったら、Berolの色鉛筆は売っているけど、銘柄がない。あれ?どうしたんだろう、と思っていました。

調べてみると、このベロール、サンフォードという会社と統合したとのことで、イーグルカラーという銘柄が「プリズマカラー(PRISMA Color)」にかわったとのこと。
色鉛筆のニュースソースはこちらから

この銘柄なら、お店で売っている! これで安心して色鉛筆、つかいまくれます。
あとの心配は子供に使われないようにすることかな(笑)

電子書籍の衝撃

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
佐々木 俊尚
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私の仕事をしていると、最近の話題は「電子書籍」の話題ばかり。
実際に、どのくらい本というメディアが変わっていくか、わからないことの方が多いかなあと。

日本ではKindleが売っていないので、話題に上るのはiPadばかり。周りを見ていると、早速買って使っている人もいますし、電車でもちらほら使っている人が見かけられるようになりましたね 。でも本として使っているのは、あんまり見ていないんですよねえ…。

そういえば、最近の話題ではiPad発売当初に京極さんが「しねばいいのに」を電子書籍版発売して5日間で1万部を売ると言うニュースがありました。 でも出版社の人と話したときに、あらためて1万部という冊数だと…ねえ。ちょっとした本でも1万部行くだけに、まだまだ本の流通のメインストリームに行くには、時間がかかると思います。

ただ、この本の中で書かれているように「CDの販売」が「iTune」に取って代わられてしまった事実が、本の世界でも戦々恐々としているも事実なんでしょうねえ。

この本では実際にISBNコードを取得して、自分で電子書籍を売ろうというコーナーがあり、この部分のために本を手に入れて良いなとおもっています。

実際に自分で本を作ってみて、それなりに売れたら、それじゃあオンデマンド印刷でもやってみるか、なんて出版自体が身近になるかもしれませんからね。やってみると下手な自主出版より安い気がしますからね。

でも、周りの編集さんをみていると、やはり良い物作るのは編集さんの力も必要なことも事実なんですよ。なので、出版社はなくならないと思います。

この本にもありましたけど、しばらくは電子書籍として売れるのは本屋さんで売れている本という状況にあると思います。でも、本を自分でスキャンする自炊の手法がネットでたくさん出てきました。本棚に眠らしたままなら、裁断して電子書籍化する人は増えるかもしれませんね。

家族の写真

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 家族の写真
ジョエル・サートレイ
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すてきな一冊!
子供がいる皆さんなら、家族の写真をきれいに残したいなあ、どんな風に写真を撮ればいいかなあ、と思うことあると思います。その悩みが読むと解消されるかも…と思ってしまうくらいのすばらしい一冊でした。

赤ちゃんを撮影するときには、どんな絵が良いかな、と著者な泣いている表情が面白いと。親心からすれば、泣いている写真なんてとんでもない、って感じちゃいますが、実際の写真を見ると、それは面白い。
自分も子供が泣いているところ、もっと撮っておけば良かったなあ。

技術的なこともわかりやすく載っていましたよ。例えば露出。詳しくも載っているけど写真の初心者なら、どのモードを使えば撮りやすいか具体的に書いてある。
ここは、もうちょっと勉強して絞りを駆使して面白い絵を撮りたいなあ。

とにかく、お父さんカメラマンはぜひ読んで欲しい一冊。気がつくと写真とっているのは家族ばかり。面白い絵はだいたい100枚撮って1〜2枚。ちょっとでも良いヒントがえられるなら、この本のお金はすぐ取り返せますよ。