齋藤孝の相手を伸ばす!教え力

「齋藤孝の相手を伸ばす!教え力」
斎藤 孝
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 齋藤先生の本はいっぱい出ていますけどね、当たりとハズレが大きいような。当たりの本だと本当に使える事が多いので助かる事が多い。そして、この本は、まさに当たり。
 この本では、メインの話題を「教える」ということに焦点を当てて語っているが、実際に先生をやっている身からしても、なるほどなあ。その通りだなあと思う事が多かった。「教える」という事で、梁書を探していた身からすれば、良い本が見つかったなと。

 教える側にとって重要な事として、5つの力があげられている。その5つとは

  1. 憧れる力 モチベーションアップに
  2. ライブ能力 退屈させない
  3. テキスト力 優れた練習メニューを生む
  4. 評価力 相手な必要な能力を
  5. 育てる力 相手の自立を

 この中で、來武力やテキスト力には、個人的に自信はあるのだが、「評価」というのが自分自身では難しい事と思っていた。まず、なぜ評価しなければいけないのか。この事の一つの回答がここにある。
 教える人たちに伝えなくてはいけない事に、何が良くて、何が悪いのか。理解させる必要がある。「良い事が何かがわかっている事」。これを伝える為に評価を通して伝えなくていけない。
 なるほど。その為なら評価と言う過程は重要な要素になる。ただ一義的に評価を下すのではなくて、様々な観点で評価を下せる事と言うのが重要。そのことも伝えないといけません。そう言う意味で教える側は、何を基準に、また、評価対象は何かある程度伝える必要があるのでしょうね。

 また改めて「なるほど」は、教える側が熱意を持つ事。熱意と言うより「すき」という感覚が伝えられる事。好きな子としている人だとそれだけで面白そうに見えますからね。自分にとっても、それは大事に見せていきたいところだなあ、と思っています。
 

超こち亀

超こち亀
秋本 治
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 こち亀、驚異の30周年。その記念の一冊。
 一刷りはあっという間に売れてしまって、最刷りが出回ってきたおかげで、やっと見る事が出来ました。何より見たかったのは、両さんとキンニクマンのコラボレーション。そして、ドラゴンボールのコラボレーション。みごとにむちゃくちゃな話にでき上がっていましたな(笑)。そして何よりゴルゴ13の合作どういう形で収めるのかと言うのが、非常に気になったが、そう言う落ちで来たか。肝心の落ちは読んでちょうだいな。

 それにしても、実際にこの本の為に書き下ろしたマンガも多くあるし、合作マンガも多くある。この時間をどうやって捻出したんだろう…。
 毎週両さんを連載し続けて、そしてたまに月間ジャンプに載せたりできる秋本先生の超人的なネタ作り。週刊誌の制作の恐ろしさと言うか、大変さをマンガ家さんを通して知っているだけに、凄いとしか言いようがないですね。

 応援メッセージもジャンプ連載陣に加えて、他紙からは、はじめの一歩や鋼の錬金術師といった他紙の主力の人。やなせたかしや水島新司、矢口高雄といった大ベテラン。ジャンプに描くとは限らない、江口寿司や原哲男、北条司と言ったなかなかありえないだろうと言った面々まで。その人たちが1ページとは言え、掲載しているこの本自体、おとなの事情を知っていると、まさにありえない本だよなあ…。

 とにかく週刊誌で30年連載と言うこと自体もありえない。ありえない尽くしの両さん。これからも楽しませてくださいな。私も毎週ジャンプで読んでいるしねえ。

パンプキンPC?!

季節柄、ハロウィンと言う事で、こんなアホなもの作る人がいるのね。笑ったので紹介。ちゃんとDVDのベイが付いている事に注目。

http://www3.uark.edu/bkst/pumpkin/index.htm

ちなみに、今年はパンプキンMacも作成中とか。
微妙に欲しいな(笑)
http://www3.uark.edu/bkst/macmod/

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ネットクチコミ・アフィリエイト販促マニュアル

ネットクチコミ・アフィリエイト販促マニュアル
森田 慶子
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 アフォリエイトの出稿をする側の本。
 アフォリエイトをブログに張って小遣いを取ろうと言う事ではなくて、あくまでも、広告の一つとして、アフォリエイトをどう活用するするかと言う事が書かれている。

 アフォリエイトの提供するサイトはいくつもある。単店ショップのAmazonに始まり、色んなものが選べるA8やバリューコマース、リンクシェア。どこに広告出稿をするかと言うのもアフォリエイトの重要な要素。それぞれの特徴や費用面が違うので広告側はそれぞれの特徴に合わせて出稿するセンスも必要になるだろうね。
 また、複数のASPを使うと言うのも効果は少ないらしい。また乗り換えは最悪の事な様子だ。あくまで長く、あふぉりえいたーとのつき合いができるかと言うのが重要と言う事でしょうか。

 出稿する先も競争が高いからいいかと思うと、そうでもない事も書かれていた。競争が高ければ単純に、収入が高いものが選ばれてしまうからね。でも、その働きかけも、自分からのメールによる勧誘や、アフォリエイターが使いやすい、商品の紹介がしやすい、そういった紹介商品の開発と言うのも重要でしょうね。

 でもそれ以上に重要なのは、その紹介の後に到着するページの作りでしょうか。
 分かりやすく、そして商品の紹介が理解しやすいと言うのが重要ですね。

「夢とビジョン」を語る技術

「夢とビジョン」を語る技術ー「いっしょに仕事がしたい!」と言われる
野口 吉昭
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 表紙の雰囲気からすると手軽に読める、そんな内容の本かと思ったら意外と骨太の内容なのでちょっと驚いた。
 リーダーシップを発揮しながら組織をどのように導いていくかが書かれているこの本。まずは、視点を「HOW」から「WHAT」に置いて解説が始まっていきます。まず単純に目標を置くと言うよりも点・線・面として、単純にがむしゃらに働くと言う事よりも、どうやって効率良く仕事していくか、収益を得るかと言う、「仕組み」を考える必要を力説する。
 またやり方も何か必要に固執する必要は全くない。逆におかしくなる事の方が多そうだ。この本では各社で行われた意識改革方式が載っているので、参考に出来ると思う。

 さて、それでは具体的に夢を語るには。夢の置き方は3つの方式があるようだ

  1. 自分の企業はどうなって欲しい
  2. 自分のチームはどうなって欲しい
  3. 自分はどうありたい

 その目標、どうありたいかというのを、チームで話す機会を持たなくてはいけない。そうでなければ具体的に落としていく作業と言うのがなかなか進まないからだ。それを行なっていかなければ、結果は残せないからね。

ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~(3)

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~(3)
藤原 カムイ 映島 巡 堀井 雄二
4757517254
 藤原カムイの新作。それもロトの紋章の新刊が発売されていた事、全く知らなかった。
 前のロトの紋章1作目は、ガンガンでけっこう追っかけていたような。そういえば、このマンガはガンガンではなくて、ヤングガンガンでしたっけ。道理でわからない訳だ。

 話しの筋は、「異魔神を破り、世界に平和をもたらしてから25年が経ったある日、突然世界から魔法が消滅し、世界にはまた混沌の時代が…」

 とりあえず3巻まででていたので、一気に買ってみた。前の本に比べて今回の主人公はとても静か。本当に喋らない。でも、その彼には、ちょっとした後ろ暗い部分があるのでそこが今回の話しの鍵、そして、キャラクターのキーとなるか。

 今回は魔法が使えない話しになっている。おかげで、殺陣のシーンが非常にかっこいい。剣による戦い方、使い方が少年誌ではないのでちょっとえぐい(笑)けど、勢いがあるねえ。
 昔から思っていたけどこの人のマンガは面白い。ゲームのスピンお札から見ないと言うのはもったいない作品ですよ。

 そして、一番最初の作品も完全盤発売中。こっちはカラーページも復活。くそ、買っちゃいそうだよ(汗)
ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版(1)
藤原 カムイ 川又 千秋
4757517262

オーバーマンキングゲイナー  5

オーバーマンキングゲイナー 5 (5)
富野 由悠季 中村 嘉宏
4840113955
きん、きん、キングゲイナ〜♪

ということで、Wowowで放映していたキングゲイナー。マンガはゆっくりと進んでいます。この調子で行くと、TVの話しが終わるのに5〜6年くらいかかりそうな勢いではありますが…。
 でも、その分、しっかり練り込まれています。そして絵はまさに、アニメのキャラクターを描いていた方が書いているので、ものすごく緻密な感じで。これは数かけませんな(汗)

 話しは、近未来なのでしょうか?細かい事はwikipediaを見てもらうとして、マンガとしてストーリーにアニメに比べてもっと骨太な雰囲気で進行していく雰囲気です。
 そして、キャラクターのスポットはより濃くでていると言う感じですね。例えば、「黒いサザンクロス」ゲインビジョウは実は貴族の出身だった。その話しは…と言った事まで。 
 ポイントのつきかたは、より細かいので、アニメで見て面白いと言う人には楽しいでしょうね。

 ともあれ、アニメは非常に面白い。まだ見た事ない人は、絶対おすすめですわ。∀ガンダム画面白いと思う人なら、絶対に面白いと思うはずだしねえ。ちなみに私は∀も好きです。

お金と正義

お金と正義(上)
神田 昌典
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お金と正義(下)
神田 昌典
4569655556

 神田さんの新作。今回は小説と言う事で、どうなる事やらと思いながらも、一期に読んでしまいました。けっこう展開は強引なところあり、無理な話もありで、コミカルと捉えれば、それはそれで納得しそうな。
 この小説の背景の理念は、最近神田さんの本を読んでいると出てくる「時代の流れ」と「栄枯盛衰」。その点の描写が少し説明的すぎる雰囲気があるけど、そのことに理解を示して読んでいけば、「なるほどねえ」と納得しながら読めるような。

 話の流れとしては、フリーターの青年が巻き込まれる、ある会社の教育プログラムにまつわる自殺騒動と、海外テロリスト事情。そして、インターネットの新興勢力。IT系派遣企業のもつ秘密が、新たなカネを生む。だけどそこには、人を人と見ない思想が…。
 永ちゃんを目指す青年はその事情と、どのように立ち向かうのか。

 今回の話では、キーワードになってくるのが「洗脳」。
 ネット社会はTVの時代に比べて確かに様々な意見が酌みやすい。だけど以前に比べて、デマ情報も流しやすい。たしかに2chをみていると、特定の団体に有利になるような情報や意見が多く流れているような。その判断をもてる事が、ITのスキルが高いとも言えるのは事実だからね。

 さて、小説の中ではキャラが立ちすぎて、どんなものやらのピザなIT社長とボインの秘書コンビとか、3文エロ小説の秘書とのシーンとか安い雰囲気が漂うところがあるので、高尚な小説とはかけ離れているが、一つのエンターテインメントとして、そして、ビジネス本としてエッセンスを見るには面白いかもしれない。上巻の引きは少しあざといので、このくらいの引きはビジネス文章としては必要かもしれないしね(笑)
 でも、好都合な話もかなり多かったけどね。楽しかったから、まあ、いっか。

ユーザ中心ウェブサイト戦略

ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践
株式会社ビービット 武井 由紀子 遠藤 直紀
4797333529
 WEB制作における企画書と言うか、制作前の話しを中心にかかれた本と言うのは珍しい。また、それも企画前に画面のプロトタイプやサイトのユーザー行動をつかむ為に、どうやって質問や情報を集めてくるか、と言う所に力を欠いている本と言うのは見た事がない。企画をかく、お客さまに作成前にどれだけ資料を作成しなくてはいけないか、と言う事を知りたい人間からしても、非常に使える情報が多く掲載している。

 ヒアリングを聞く。といっても、闇雲にユーザーに聞けば良いと言うものではない。それでは誰に聞くか。この本には、ユーザーは意外に近くに。自社内のスタッフに、案件に興味がある人間、そして、にたようなプロジェクトを行っていることは少なからずいると言う事だ。そのユーザーを元にインタビューを始めるというのもありか。
 
 また、ユーザビリティーのテストにも、実際にどのようなテストをするかと言うPointもしっかり掲載。ユーザビリティーのテストをしっかりできるのは、正直ある程度のスタッフと予算と時間のあるプロジェクトでないと厳しいと言うのも事実だけどね。でも、プログラム作業や、コーディング作業前にしておくと、どれだけいいものができるか。それは理解できる。

 サイト作成には、広告と言うメディアの仕掛けがあるので、当然目標値と言うものもある。それでは、いったいどの基準で出すか。それに関しても、アクセスログ解析を元に行う方法が記載されている。例えばリニューアルなら、どこに問題があるか、そして、アクセス量の多い点はどこにあるか等判明しながら新しいコンテンツを考え出すと言う事も可能だ。だからと言っても、その結果が絶対ではないけどね。

 ともかく、今作っている企画書を、もうひとランクアップし、より効果のあるものを作る為には、どういった内容が必要かと言う点で、非常に使えるだろうね。多分この本は、自分にとって、これから何度も読む機会のある本だと思う。手元に置かないといけない本がもう1冊増えたなあ。

検索連動型広告を成功に導くSEM戦略

検索連動型広告を成功に導くSEM戦略 費用対効果を最大化する魔法のキーワードの見つけ方
紺野 俊介
4844322869
 検索の広告をOverture[G]Googleアドワーズ[G]煮出すときにどんな注意が必要か。そして、効果のある広告を出そうしたときにどんなことを注意する必要があるか。広告を出す側に立って書かれた一冊。
 この手の本では、アフォリエイトをどう受け取るかと言う本では、けっこう色々な本があるが、逆に広告に主側に立った本と言うのは、けっこう少ないし、使える本となると、また少ない。この本は、非常に使えるノウハウと、広告出稿の判断基準と言うのをしっかり掲載している。

 例えば広告を出すときに自分の商品でどこに力を入れているか。たとえば、値段の安さを表現したければ広告文に「激安」。品揃えで勝負なら「比較」。そして、商品の機能で勝負なら「省エネ」や機能のキーワードを。またそれに応じたランディングページへ誘導する事で、より、高い効果を。なるほどなあ。

 例えば、広告を出すときにどのランク位置だと、どのくらいの効果があるのかと言うのは気になる。実際2個の本の著者が調べてみたクリックのポジションによる平均クリックパーセントも掲載している。何も1位でなくても、効果の高い位置があるじゃないか、と言うのがよくわかる。むきになって高い位置にしても効果があるとは限らない。

 とにかく相手に変に選択肢を与えず、しっかりと要望の商品を誘導できるかと言うのが、クリック型広告の勝負と言う所でしょうかね。
 あらためて、この手軽な広告の大変さと言うか、難しさと言うか。そんな所が見えた気がする。あらためて、現在の出稿を考え直して、手段を変えてしっかり効果を出してみようかなと。