ハイパワー・マーケティング

ハイパワー・マーケティング
ジェイ・エイブラハム 金森 重樹

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 以前の記事でもご紹介したが「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」の再販本が発売。よく売れているのか本屋の店頭になかなかなかったので、アマゾンから購入。やっと届いて読みましたよ。著者も書いているけど、マーケティングの本を読んでいると、どこかで書いてある内容がこともなげに書いてある。なるほどねえ。このてのマーケティング本の元祖と呼ばれるだけはあるなあと。そして、売れている、有名なマーケティング本はこの本のさらっと書かれている内容を掘り下げている。 たとえば一度購入したお客様に再度購入をお願いするシステムはこの本ではさらっと一章だけに書かれているが、この事だけで1冊の本になっている。また、独自性を出すユニークセリングプログラム(USP)だって、これ一冊で本になっている。

 こう考えると、これほどしっかりした本はなかなかないのでは。詳しい事が知りたいなら、それに関して書かれている本を探して、補完すればいい。でも、そういった本に比べて、判断診断などが豊富に書かれているので、それ以上の効果もあるかもしれない。あとは実践あるのみか。
 やはりこの本は商売する上で、必ず必要な教科書になるだろうなあ。本を読むのが嫌いな人は、よりいっそう、この本だけ読んでおけって感じですな。
 期待を裏切らない一冊でした

進歩し続けるWebデザイナーの考え方

進歩し続けるWebデザイナーの考え方?Web Designer 2.0
長谷川 恭久

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 しばらくウェブの制作に関してはテーブルを用いたレイアウト手法が主流になってきた。その動きがBlogの制作ベースがCSSのレイアウト手法だったおかげか、一気にながれがCSSのレイアウト手法に変わってきている。日本だと、どうしてもNetscape4.7を使いたがる大手が多いためか、流れが急激には変わってきていないが、アメリカでは放送局や、ナイキと言った大手メーカーですら採用され始めている。もう、Netscape4.7は過去の遺物として扱われているのだ。まあ、日本は急激に変わるのが嫌いな傾向もあるので、すぐには変わらないかもしれない。でも、どこか大手や大規模なアクセス数を誇るサイトがCSSのレイアウトを採用したら流れは変わるかもしれない。

 制作する側からすると、新しい事を覚えなくてはいけないので、大変ではあるのだが、管理は楽だし、データの転送量は全然少なくて済む。レイアウトの変更も全ページ直さなくてもある程度CSSで変更できるので良い事の方が多い。問題は昔のブラウザでは正しく表示されない。いつも問題を起こしている(笑) Netscape4.7以前ではi-modeのサイトのように、だらだら情報が続くサイトになってしまうと言う問題も出てくる。アクセスログをとるとだいたい3%位あるかないか。そのために苦労するべきか。3%の為にレイアウトをデータの重いレイアウトを作成しなくてはいけないのか。だが、提供する情報は遜色なくみられるので、問題は少ないと判断できるのだが….。

 というのが、今抱えているウェブの話。本の中では基本はデザイナーメインの話かと思ったが、作成するお客さまと対話しているプロデューサー、ディレクターの話が中心だと思う。あくまでも情報デザインなので、伝達技術というのが中心になる。また制約の多いメディアなので紙の印刷と雰囲気が違う。そうなるのも仕方ないか。
 事前のCSSについても技術的な抑えるべき情報は掲載しているので読む価値はある。というか、きっと著者も苦労したのだろう、私も苦労した点がコンパクトにまとめてある。意外にへたな技術書よりいいかも(笑) また、巻末の参考URLは良くできているし、ツール集も使えるものがあった。意外な掘り出し物の一冊です。

[図解]スピード・ノート

[図解]スピード・ノート
起業家大学 主藤 孝司

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最近ビジネス本が読みやすい形式に再構成されて出版されている。その一環かな。この本もA4の見やすい図入りの本として発売されている。基本は、神田 昌典[G]氏の思考術をまとめた本と言う感じ。その影響が強いのが、マインドマップフォトリーディングと言うところにでているかな。

 でもこの本のポイントは地味なところにある気がした。電話帳の使い方や、社内営業の話など。図解しているのでめにつきやすい情報は、よりセンセーショナルな傾向になるが、あんまりそこに目が行くと損しちゃう。絵がついて見やすいかもしれないけど、案外こういった本のほうが、読み方が難しいかもね。

ケンカ哲学

ケンカ哲学
糸山 英太郎

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 ライブドアとフジテレビの抗争、激化していますね。そんな時にも、この人糸山英太郎[G]氏がこの話題についてこういったと。新聞に出てきます。いったい誰なんだろう、このおじいさんは…。そう思った次第で。で、調べてみるとご本人のサイトをおもちとか。糸山氏のサイトから出てくる情報が、また各ブログとか場合によっては新聞紙上をにぎわしたりしています。 たとえば、フジとライブドアの事についても語っていますし、ちょっと前に話題になったニートの事も。ページを覗いてみると、更新されてますね。今回の事もあってかM&Aのことだそうです。

 この面白いじいさん、いったい何者なんだろう。そう思って手に取ったが、この本。今のフジとライブドアの話題もあるんで、数倍面白く読ませていただきました。今こそ読むのに一番のタイミングかも。

 細かな詳細は著者の書籍を読んでいただくとして、カンタンにいえば、糸山氏は現在JALの筆頭株主。てっきり国有に近い企業化と思えば、そんなことはないんだと、妙にビックリ。それ以前にも、現在の元の会社新日本観光[G]を親族からとりもどす?といった事を始め、以前からよみうりランドを始め様々な株式取得による”ケンカ”を繰り広げてきたようだ。買いから入る手法で株式市場を動かしている。この「買い」から入るというのがかっこいいではないか。私自身も市場で空売りってあんまり好きじゃないから。なんとも爽快感ある言い口で、とんでもない事やっちゃているのが、まいっちゃいます。

 いやはや、たしかにあなた様のような市場に対して知識も経験もある方ならほりエモンに何か言っても、おかしくはないよなあ。とにかく、この人の発言には、ちょっと注目してみよう、そんな気分になりました。あと、私たちの世代の人間にとっては、ちょっと武闘派すぎるけど(笑) 、うらやましくもあるところが。そして、巻末の章に後書きに変えて「息子さんへの手紙」と言うのが掲載している。この部分はまさに我々世代への前の世代からの手紙なのかなあ、なんて思いながらしみじみ読んでしまいました。例えばこの一文。
「失敗は失敗で終わらせない限り失敗ではない。」

 というのも、私の亡くなったじいちゃんも、こんな感じでバリバリ仕事をやりすぎるくらいの人で、けんかっ早く、地元では結構力のある有名な人でした。そのじいちゃんの事が思い出されて、何だかしんみりした気分に…。また、もうすぐ墓参りの季節だなあと..。

小さな会社★集客のルール ランチェスター経営 ホームページ成功戦略

小さな会社★集客のルール ランチェスター経営 ホームページ成功戦略
佐藤 元相 竹田 陽一

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ランチェスターのシリーズで有名な竹山氏のシリーズ第三段。今回は「ホームページ」と言う事で、同業者の私としては、チェックせざるを得ないので、購入。

 さて、ランチェスターの基本は出来るだけ小さいな箇所を重点的に回る事で効率良くはっきできるというやつだったよなあ。そして、自分自身はどんな分野でもいいので、一番の位置にいる事。ということで、ホームページでも同様に、

  • 自分の分野を絞る
  • どのお客さんに売りたいか絞る
  • そして、その部分に徹底的に広告する

以上をふまえてホームページを作ろう、というわけだ。実はこの点はなかなか良いトコを付いていると思う。というのは、ある程度分野を集中させると言う事は、書き手にとっても正直、楽だからだ。私自身で言えば、実は生まれてまともに日記と言うのを続けられた事がない。でも奇跡的にこのブログは続いている(時々のまとめ書きは許して)
 というのは、とにかく読んだ本、勉強した事を書けばいい。これが、逆に復習になって非常に重宝している(笑) そして、一度読んだ本は書かないと、売る事も出来なければ捨てる事も出来なくなってしまった。ところが、単なる日記だと生活がネタになるので、結構苦しい。自分の生活、そんなに気合い入れて気にしてないからねえ。

 ちょっと話はズレたが、小さな会社を運営する上で「なんでもできます」は首を絞める事になる。集中と選択。これは、ホームページにも言えると言う事で。

日本人が知らないアメリカひとり勝ち戦略

日本人が知らないアメリカひとり勝ち戦略
日高 義樹

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 この本が出版されたのは、昨年のブッシュ大統領が決まる前。タイムリーなタイミングで読んでおけばよかったと、ちょっと後悔。でも、読んで見て非常に興味深い内容が詰められた本。つくづくアメリカと言う国は正直な国と言うか、欲望にちかい国というか、欲張りな国と言うか…。

 ブッシュ大統領選挙前の文章なので、ブッシュ当選について滔々と述べられても今更の感はあるが、経済政策の手法のところでは、むむっとおもわせるところが。以前クリントンの時には、双子の赤字を解消することを目指していたが、ブッシュは違う。アメリカが発展するには、ガンガン減税し、赤字が出ようが、とにかく経済の循環に突き進む。そして、アメリカが繁栄することで、後はガンガン紙幣を発行する。
「アメ入りが信用にたる国であればよい」
そういって、赤字国債を発行して、経済の繁栄を回し続けているのである。でも、海外に流れるかと言えば、そのお金を持ってアラブマネーなどは、ラスベガスに帰っていく..。よに恐ろしいアメリカの錬金術である。
 こりゃ、きっと共和党から民主党に移ったときには、その反作用として強烈な引き締めが行われるのだろうなあ。 その時には株価は絶対下がるだろうから、共和党のうちに、しっかり稼いでおかないとねえ。

 そして、アメリカの軍事政策。今ブッシュは冷戦の構造を完全に変えるべく基地の移動、縮小、構造の改革をすすめている。でもこの本によると、日本の基地は返してくれないらしい。だって、せっかくもらったんだもん、というのが、正直な理由か(笑)
北朝鮮のこともあるし(気にくわんが、土地には興味ない)、サウジアラビアも問題あるしで、アメリカはこれからも忙しいらしい。始まったばかりのブッシュ後期4年間。その方針はどんな感じなのか、アメリカはどうあがいても、経済の中心には変わりない。一度チェックしておく必要があるのでは。

次はトラックバックスパムか!

お正月くらいでしたか、Nucleusにもコメントスパムがついたのかと思って、慌ててデータベースを消去、修正したのです。そして、何とかプラグインを見つけて対策をかけてほっとしたのでした。(コメントスパム対策はこちら参照
 そしたら、またしても。今度はトラックバックにPokerの文字が! 誰が貴様みたいなところへ行くか〜〜、と早速、対策方法調べて見ました。またもや、yuさん、トラックバックスパム対策ありがとうございます。
 トラックバックのスパム防御の時は、インストールだけで終わりません。トラックバックのプラグインに修正が必要ですんで、気をつけてくださいね。ちなみに、Macで編集するときは、ついでだからとAsciiからEUCへ文字コードを変更するとトラックバックが動かなくなるので、注意下さい。
 Blacklistのダウンロード先はこちらから。

追伸 
yuさんのところだけですと、最新バージョン0.96では動作しないらしいです。
きままなBlogさんが修正方法アップしています。こちらも併せてご参照下さい。

ウォール街があなたに知られたくないこと

ウォール街があなたに知られたくないこと
Larry Swedroe 山内 あゆ子

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様々な投資法が世の中に紹介されている。とうぜん、株の予想もでているが、場合によっては競馬の予想屋と同じレベルのものある。効率的に株式市場で勝っていくには、なかなか素人では難しい。それでは、ファンド(投資信託)を使うのはどうだろう。投資信託、大きく分けて二つあって、専門のバイヤーが時と状況を見て株を売買するアクティブ運用と、ある程度事業の透明性と収益性が認められた会社をただ買って放っておくパッシブ運用とがある。さて、どっちが運用実績がいいんだろう。その回答がこの本に掲載されている。

 アクティブ運用だと、一年で100%を超えると言う結果も出ているが、これが、10年にわたって調査を結果しただと、パッシブ運用が圧倒的に勝っていた。パッシブの代表S&P500インデックスは16.43%、「栄誉殿堂入り」したトップテンファンドのアクティブ運用は10.46%。結局は買って保持しているのが一番うまくいくと言うのが笑ってしまう。また、アクティブな運用だと、買ったり売ったりすると、そこに手数料と税金がかかってくる。儲かってもさっ引かれてしまってはどうしようないと言う事か。

 それでは、日本で起こった株安でも同じ事は言えたのか。なんと、その時アメリカの株は3倍に上がっていたらしいので、全体ではプラスになったと言う事だ。だから、アメリカと日本と欧州のファンドをうまく組むと言うのが過去ではうまくいったらしい。だが、最近になって世界経済は通じているので、世界でうまくいかない時は国内でもうまくいかないと言う世に変わってきたかな。だからといって、タイミングで売買してはいけない。誰もタイミングはわからない。買ったら放っておくが最強だから。ちなみに、長期で持てば持つほど、リターンは大きい。

 さて、ここで取り上げられているのはファンドだが株式を所持しておなじようなリターンを得るにはどうしたらよいか。20銘柄業種別に持っておくと同じように安全に運用できるということだ。

 でもおもしろいアクティブ運用、この本では資金の5%〜10%程度で遊びでやりなさいと書いてある。まあ楽しく遊ぶ資金としてやるのでいいじゃないと言う事かしら。
 

ゲーム久しぶり ピクミン2おもしろーい

ピクミン2

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 親になってしまった手前、ゲームは好きだが、なかなかやる事は出来ない。今子供が二歳だが、そんな早くからゲームをやる癖をあんまり持たせたくないと言うのが正直なところ。時々遊ぶのは良いけど、ネットワークゲームなんかで引きこもられたらたまらない(笑) ということで、できるだけ子供が寝ているときだけしかやらないようにしていたんです。 ところが、お昼寝しているなとおもって、その隙に前から買っていてやっていなかった「ピクミン2」であそんでいたら、後ろから「それなーにー」 ちっ、気付かれた…。
 やっぱりピクミン。宮本さんのゲームだけあって、一発で子供に気に入られてしまいました。(-.-;) うじゃうじゃピクミン引き連れてわいわい行進しながら巨大生物と戦う絵を見せられると、子供ながらに感動している様子でした。戦ったりするのは怖いらしいけど、イチゴを3Dでくるくる回してみるのは楽しいらしい。10分以上やっていたよ。だけどね、ゲームは一時間まで。それは親でも守らないとね(笑) 
 やるとしても、一時間以内。攻略本を手に入れて、効率的に遊んでみようと思います。使っている攻略本はこれ。絵本代わりに一緒に読んでいたり…。
ピクミン2 ねこそぎお宝回収ガイド
ファミ通書籍編集部

 そういえば、最近気になるゲームが結構あるのよね。たまにはゲームしたいなあ。

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スイス銀行体験記

スイス銀行体験記?資産運用の達人プライベート・バンクのすべて
野地 秩嘉

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この本の偉いのは自分でスイス銀行に貯金したこと。1500万のお金をスイス銀行に貯金した。だが、スイス銀行はあくまでお金持ちのための銀行。1500万を預金したからと言って、利子を大きく付けるわけではない。(そういうプランもあるらしいが) 手数料だ、税金だと抜かれていくとそんなにおいしいとは限らないのも実情か。本当においしくなるのは1億は最低入れておかないとダメらしい。また、加入するためにはスイスに行かなくてはいけないから、少ない金額では元が取れない。でも自腹を切ってやった事は偉いと思う。
 スイス銀行って言っても、そんな銀行はないけどね。ゴルゴ13で必要以上に有名になったけど。スイスにある銀行組合に加盟しているプライベートバンクの事を言うらしい。また、スイスと同様ルクセンブルグも金融王国らしいぞ。
 
 でもそれ以上に面白いのは、実際にプライベートバンクを使っている人の話。資産を守るために運用している人。地方の人だと、プライベートはないようなものだから、資産をプライベート的に守るためにスイスで運用している人。一生相談できる人を求めてプライベートバンクを選んだ人。いろんな需要を抑えてきているのがよくわかる。
 日本ではまだまだ出来そうもないけど、需要はあるのはたしか。興味はあるよね。