ヤバい情報収集術

ヤバい情報収集術
小川 浩
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ヤバイ!なんて言うから何かいかがわしい情報でも詰まっている本かと思っていました。
でも思った以上に手堅い印象の本ですね。

情報の考え方は、日本だと、一元的に考えられそうですが、欧米だとちょっと違います。
大きく分けると2種類あります。

  1. インフォメーション
  2. インテリジェンス

インフォメーションはプレスリリースなど一般的に手に入るそんな情報が、インフォメーション。それに対して、インテリジェンスは、「自分の目的に対して、どのような意味を持つのか」分析して出てくるのがインテリジェンス。
CIA[G]のIはインテリジェンスと言うのは、落合信彦[G]の本が好きな人ならきっとしているでしょう。

そんな仕事に役に立つ、目的に合致する情報をどうやって集めてくるか。その情報の宝庫がネットと言う訳で、ブログなど、人の意見が書かれているページからさらってきて考察を入れる、これが、この本的な「ヤバい情報収集術」と言う事になるのかもしれませんね。

 この本ではその他にも、情報を集めるのに読書をしようとか、ブログを積極的に書く事で発信者に情報を集めようと言った意見も書かれていますね。
 でも、プレゼン術とか、G-mailの使い方など、ちょっと最初と話が違ってきちゃっているなあと言う話題も入っているので、情報の選択がいる本に仕上がっているのには、まさに、情報収集術としては、本末転倒なところもありますな。

その死に方は、迷惑です

その死に方は、迷惑ですー遺言書と生前三点契約書
本田 桂子
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生前に遺書を用意出来るか、できないか。
用意しなかった為に、遺族に思いも寄らない問題が出てしまう事もある。そんなことを避ける為に、生前のうちに遺書を残しておく事は、やっぱり大切なんだなあと思わせてくれた一冊。

 例えば、遺産の分配で、しっかり家族達に遺産を残したいと思っていても、遺書がなければ、例えば兄弟にも1/4の相続権が発生するそうだ。
 兄弟の仲が悪い家だと、もめそうなことになりますな。

 遺言をそれでは残そうと思う。でも法的に認められた遺言書にする為には幾つか条件があるので気をつけなくてはいけない。
 まずは遺言の形式。

  1. 自筆証書遺言[G]
  2. 公正証書遺言[G]

 自筆証書遺言の場合は、制約がいくつもある。例えば間違えの文字があれば無効だとか、相続人が勝手に書き換えるなど、問題がある。
 その点安心なのは公証役場でつくられる遺言となる。これだと自分で文章を書き起こさなくてもいので、文章作りが苦手な人でも良いだろうね。
 ちなみに、料金も掲載していて、3000万以下なら17000円だ。細かく値段が別れているので、公証役場[G]で、しらべみてください。

 なんか思った以上に死後に混乱があるようだ。解決する為にもやはり遺言は必要だしねえ。そう考えると、どんな形であれ遺書は用意したほうが良いのかもしれませんね。

安彦御大、絶好調のようですね

GUNDAM A (ガンダムエース) 2007年 07月号 [雑誌]
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最新のガンダムエース。
オデッサ作戦に向けて話が進んでいますが、いまだTV版の内容にまだ届いていません。というか、オデッサ作戦が完全にオリジナル版になってきていますね。
 シャアとセイラの子ども時代の話から、だんだん安彦先生の中で、やりたかった事が、わかって来たのか、話の内容にTVにない、オリジナルの要素がどんどん加わってきています。今回はセイラさんが初めてコアファイターに登場した話になっていますからね。
 最終的にどうなっちゃうんでしょうねえ。

 この超展開だと、ソロモンに行く頃には、どんな話になるんでしょうねえ…。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編・前 (15)
安彦 良和
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 そして、最新のコミックではTV版以上にミハルの話がしっかり描かれています。TVだと一話だけだったのにね。
 安彦先生思った以上にヒューマンな話を書きたいのかな、とも思いながら読んでいました。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 3 ランバ・ラル編 愛 (3)
安彦 良和
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そして、愛蔵版も発売。
話はランバラル。TV以上にかっこよいランバラル。もうその活躍をカラーで改めてみたいと、購入してしまいます。
コミックも持っているのに買ってしまうとは、やっぱりガンダムは中毒性が強いですな(笑)

ウェブ3.0型社会

ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代
神田 敏晶
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神田さんと言えば、セグウェイで走り回ったり、最新のネットワークの情報をTVやネットを使ってブロードキャストする、まさに先端を走り回っている方ですね。その方が、これからのネットに関する未来を書いた一冊。
 先走りすぎている方の本なので、面白く読めますよ。

 やっぱりSNSやブログによる個人の情報発信が大きく変わってきている。そのおかげで、まさに情報が民主化されている。政治は一部の人間のものであったが、様々な意見が飛び交うようになった。それだけでもインターネットの影響は大きい。
 ただし、その意見も玉石混交出あるのは否めないと著者も語っていた。

 また、ネットがよくなっているが、ボトルネックになっているのが、「スパムメール」。メールの実際のやり取りのうち、90%がスパムだと言う報告も会ったそうだ。

 もう一つの、インターネットと言うメディアの問題もある。それは著作権。今の著作権の形式が原稿のネット社会と会っていないとの指摘もある。
 コンテンツ業界は変わらなければならない、著者は語っていましたね。

 TVのコマーシャル問題も上げられてました。たしかにTVは広告費の問題とインターネットの口コミメディアと、違う様相がでています。
 一方的でない世界になってきたとも言えますね。

 そう言う意味で著者が言うようなネットとリアルのより融合が起こっているのかもしれません。

宇宙イチわかりやすいネット起業の鉄則

宇宙イチわかりやすいネット起業の鉄則
作野 裕樹
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とにかくネットを使って起業するに、どんな準備が必要か。

単純に、以下の物が必要になります。この本では順を追って解説方法が掲載しています。

  1. 分かりやすいドメインを取る
  2. 信頼感のあるホームページを用意する
  3. 検索エンジンに登録する
  4. 集客するための仕組みを作る、ブログ・メールマガジン
  5. アフィリエイトで集客
  6. RSSで配信
  7. そして、ポッドキャスト!

話としては、どんどん風呂敷が広がって行きますね(笑)

でも、重要なのはこの本の最初にあります。あとは、知らなければ知っておけば、と言う程度の話が多いかなあと。

 ポイントになるには、売れるようなホームページを用意する事。どのようなページか。

  1. 信頼性がある事
  2. 使いやすい設計である事
  3. 適切な情報を適切な形でだしていること

 信頼感を出すために、にぎわい感を出したり、運営者の写真を載せたり。そのような事が重要になってきます。
 当たり前のように、細部にも気をつけて行きましょう。

教材設計マニュアル

教材設計マニュアルー独学を支援するために
鈴木 克明
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 教材作りって難しいのですよ。
 実習させてみて、習得者が希望しているスキルを獲得出来れば問題ないのです。教えているほうもやりがいがあるんですけどね。でも、拾得者の取り組みに、「なぜやるか?」という問題意識を持って行なってもらわないと、いま何やっているのか理解出来ない。だから結局習得出来ない。実際に先生の仕事をやっていると、そう言う事がよくあります。だから、実習前になぜ今回の事を学習するかということをしっかり伝えることを心がけています。

 今回のこの本では、実際に教えると言う事ではなくて、自習教材の作り方が書かれています。独学を支援する教材は最近特に注目されていますよね。最近の情報商材なんていうのも、場合によっては、独学を助けるものですからね。この本を読んで、改めて、ただ書きなぐっているものが多い事、認識しています。

 「独学を支援する教材」を構成する要素ってどういう物でしょう。この本では4つの定義が。

  1. 自分がよく知っている内容/よくできることか? 知っていれば工夫出来る
  2. 教材作りの協力者が得られるか 協力者とは実際に学ぶ必要のある人です。
  3. 短時間で習得出来るか 独学の基本は一回一時間で終わる事
  4. 個別学習で、教材が独り立ち出来るか。情報のメッセージを伝えることができるか

 この定義を踏まえて教材を作っていくのですが、ここに必要なものが加わります。それはテスト。習得しているか?のチェック項目が必要です。
 また、テストには事前テストと言うものもあります。事前テストとは教材をやる前に、この内容が必要あるかのチェック項目。知っていればパスして次の項目に行けば良いですから。
 また、普通にチェックテストも必要です。当然クリアー出来なければ教材に不備があると言う事ですからねえ。そのことも考えて教材に情報を加えていかなければ行けません。
 
 教材作りのコツとしては、ポイントごとに塊(チャンク)にして章に分ける必要が出てきます。やはり、その目安は1コマ1時間ということでしょうか。

 そしてもう一つ重要なのはテスト。テストをしてこうかを判断してもらう必要があります。テストをしてくれる人は良く、書籍に<協力者>として載っているようですね。ともあれ、テストの結果から必要な情報をたす、引く、移動、変更と言う事をしてより良い教材作りをしないといけませんね。

 教材作りの一つの壁は、「こういう教えかた、されてきたから」と方法を絞る事。様々な教授法が現在あるから勉強しながら色々な手法を取り入れていかないとね。教える事はやっぱり難しいなあ。

マインドマップセミナーに行ってきました

マインドマップに関しては、このブログで以前から取り上げていました。2年くらい前の記事ですね。そのあと、ずっと人気記事でいましたね。
Novamindでマインドマップ

それ以来パソコンのソフトで使っていたのですが、先日行ってきたセミナー、「スピード3倍仕事術×年収10倍アップ勉強法」セミナーに参加された方にマインドマップをかかれていた方がいて、それが良く出来ていたんです。
 聞いてみたところ、「セミナー受ければ、すぐ出来ますよ」とのこと。それじゃあと、調べてみたら、日本カウンセリング連絡会で、早速開催される事が分かり、マインドマップセミナーに行ってきました。

 行って見ての大きな違いは、以下の2点。
・セントラルイメージの大切さ。中心に書くイメージがどれだけ重要か
・色彩の大切さ 色の刺激で脳への効果アップ

 やってみると違います。で、早速つくってみた自己紹介マップです。今回のセミナーで初めてつくってみたマインドマップ。
 セントラルイメージは、しし丸です(笑)
自己紹介マインドマップ

 さて、実際にマインドマップを書く事において重要な事はどんなことでしょうか。たしかに色や言葉の置き方も重要です。その言葉がフックになってより記憶が強固になります。そのことをまとめたマインドマップ、自分でも書いてみました。読めるかどうかわからないけど、参考までにね。
7つのルール

 そういえば、今回のセミナーにお弁当がでたんですけどね、それが美味しかったんですよ。

 お話を聞いてみると、会議活性化弁当なるものらしい。面白いものがあるなあ。

1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法

1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法
金森 重樹
4478620695
 金森さん原作のマンガがコミックバンチで始まりましたね。 コミック自体の雰囲気は、まさにこの本を原作としたマネーの作り方と言う感じです。さて、マンガ自体はどれだけ面白くなるか。
 コミックバンチと言えば、「(当)タネダミキオでございます。 」が、終わっちゃった事が、ものすごく残念なのにねえ。

 さて、この本では、不動産を使ってどうやって儲けるか、そして、間違えがちな不動産の事情が載っていますね。私も最近は不動産を見るのが好きなのですけど、まずは、収入用小さなワンルームマンションを買おうかと思っていました。でも、この本からすれば…。

  1. ワンルームは丁半バクチ。入らなければ0円の収入
  2. ワンルームは償却される。最終的には資産価値は0となる
  3. 区分保有では担保にならない
  4. 結局はコンクリートの塊を買うのと同じ

 ぐは。こんなに損するものなのですか。最終的に資産にならなければ不動産を買う理由なんて全くないですからね。恐ろしい間違えをするところでしたよ。

 それじゃあ、どんな資産を買えば良いのか。それは一棟買い。一棟買えば全部屋埋まらなくても、資金は入ってきますからね。
 また、銀行の考えとしては500万貸すのも、2億貸すのも手続きは一緒だと言う事です。手間は一緒なんだから1億以上借りちゃえと。うひゃー。
 あとは自分の胆力次第ですな。

 そして物件を買う時も注意が。最初は木造でいいよね、なんて思っていると損をする。最初にたてる時に木造の方が自己資本比率が高く付くらしい。RC[G]でたてれば、法的耐用年数が2倍。なので、資産の目減りが遅いと言う事です。
 耐用年数を書くと、RCが47年、鉄骨34年、木造が22年。
 そうかあ、そこまで法制度が違うんだねえ。うまく利用しないと。

 あとは、ある程度の自己資本と、銀行がお金を貸したくなる資産の管理表を持つ事が重要。それだけ用意して不動産へGo! と行きたいですなあ。
 本当に不動産に興味あれば、一読の価値があります。
 
 そういえば、今度金森さんのセミナーがありますね。行ってみようかなあ。

インターネット広告による売上革新

インターネット広告による売上革新
オプト ETIM研究所
4495375911
インターネットの広告規模がどんどん上がってきている、と言うのは、ずっと言われていますよね。実際に電通からも、その規模の拡大についてのレポートがでていますし、実際にその活用事例は、趣旨が広がってきているのも事実ですね。

 また、インターネット上の広告は、PCからのアクセスだけでなく、携帯端末でも、広がってきているようだ。この本では、携帯端末の広告事例も示されていた。
 実際の例では、DHCの例が掲載されていたが、売上比率が一年で2倍になっている話も掲載されている。そんなに携帯でも売れるんですね。
 また、購入層の7〜8割が新規購入者。だんだん携帯から購入する事に障壁が無くなってきているのも事実でしょうね。

 また、携帯では10代のそうが強い。そのために、渋谷界隈で読まれるような雑誌でも効果が上がっているらしい。なるほどねえ。

 PCの広告の種類もいくつも乗っている。単純にバナー広告と言えども種類は数々。大きなバーであれば、効果があるとも限らない。小さな広告で安くアクセスを稼ごうと言う企業も多いようだ。
 実際にバナー広告の寸法は決まっているので、それは参考までに。
 また、広告料金も種類は豊富。安い所もあれば、そうでない所も多いからね。
 価格の代表、Yahoo!の価格表も公開されているので参考にしてみると良いと思う。

 広告と言えば、アドワーズも。これは完全に売上規模がロングテールの公式にぴったりな様相も。その事がに関するデータも掲載されていました。

 インターネット広告も違いが色々出ているんだなあと、思えました。

社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!

社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!
石原 明
4763196359
 小さな会社じゃダメです、と言われたって、小さい会社何ですからねえ(笑) 
 ともあれ、そんな小さな会社でも、しっかりと従業員にご飯を食べさせ、ある程度収入を得るように会社を少しづつでもよくしないと行けません。そのためにどんな手段があるか、知っているかいないかで、その後の成長が、大きく変ってしまいます。

 まずは会社を大きくするためには、商品が売れないと行けません。商品を売るための技術。商品を買ってもらう仕組みを組み立てる必要があります。
 そのしくみは、単純に言えば
 「集客→見込みフォロー→販売→顧客化

 そのしくみを動かすために、知ってもらう事が重要です。
 集客のために、お客さまが必要な知識を紹介する。その紹介をする事で、顧客が自分を知り、アポイントを得る。こっちから呼込みをかけると、逆に嫌われたりするので商売は難しいですね。

 そのためにも、顧客を呼込む事にお金をかける事。これが一番最初に使うお金の使い道となります。

 もう一つの重要事項は人材。人を定期的に集める事が重要なようですよ。
 そして、この本の極論は、中途市場にはいい人がいないと..。でも私の感覚では、けっこういい人もいるんですけどねえ…。集め方はちょっと特殊な形で集まっては、来ましたけどね。
 でも新卒には、びっくりするような人材もいるとか。大学の先生をしていると、確かに感じますけど、そういう人は、なかなか中小企業に入ってくれないんですけどね。
 でも、育てかた次第で、いかようにもなると思いますよ。

 そしてもう一つは会社ないのシステム。ITだけじゃなくて、会社のなかでのキャリアパスとも言えるでしょうか。そして、販売するための工夫とも言えますね。
 
 一ヶ所を大きくすれば会社は大きくなるとは限りませんからね。
 色んな所を相乗的に発展させないと、会社も大きくなりません。なかなか会社を育てるのは難しいですよ。
 そこで重要になってくるのは社長の気持ちともありました。